『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を生半可な気持ちで観ると後悔する

©カラー/Project Eva. ©カラー/EVA製作委員会 ©カラー 映画・ドラマ
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映画館で絶賛公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
皆さんもう観にいかれましたか?私も公開2周目の平日に観てきました。
平日という事もあってか真ん中寄りの席以外はガラガラに空いていて快適に観ることが出来ました~!

 

肝心の感想は面白かった!
予想より遥かにワクワクしたし、ドキドキしたし、驚愕したし、感動しました。素直に見てよかったと思える素晴らしい映画でした。

涙もろい私があまり泣きはしなかったのですが、「泣く」以外の胸を打つ感動が大きかった。
旅行で美しい風景を観たときのような感動に近いです。

ここからはネタバレを交えて少し感想を書かせて頂きます。
まだ観られていない方は早く映画館で観てくるように!!!
絶対映画館で観たほうがいい!!!SNS等ネットの批判は何の価値もない全くの無意味なものです。

 

 

※ネタバレ注意

 

 

感想

旧劇場版の思い出

あのちんぷんかんの良くわからない世界観の電波ストーリーを良くここまで、出来うる限り分かりやすく、ひとつひとつ丁寧に、綺麗に美しくまとめあげられたものです。
本当に終わらせる気あるのかなぁ?なんて思ってましたけど、庵野秀明は本当にやってくれました。ありがとう監督。
あの無限に続くと思い込んでいたエヴァンゲリオンが本当に終わってしまった。

 

私はエヴァ世代なのでTVシリーズや旧劇場版、新劇場版も一通りリアルタイムで観てきました。
でも、そこまで思い入れはなくて、旧劇場版であんな終わり方をしたアニメなので、キャラクター達が少しでも救われる未来をどこかで信じながらも、新劇場版からはあまり期待もせずに惰性で観ていたのです。
どうせ庵野がまた暴走して視聴者ぶん殴って(比喩)鬱憤晴らして終わるんだと鼻くそほじってたのです。

問題の旧劇場版は、個人的に好きではありません。デビルマンの最期みたいなのがずっと続く胸糞悪い映画でした。
ただ、ストーリーは嫌いですけど、よくネタにされるミサトさんとシンジの最後のやり取りが私は好きでした。

「大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょう。」も良いし、「今の自分が絶対じゃないわ。後で間違いに気づき、後悔する。あたしはその繰り返しだった。ぬか喜びも、自己嫌悪を重ねるだけ。でも、その度に前に進めた気がする。」ミサトさんのこのセリフには今でも勇気を貰えます。苦しいときに思い出すと、もっと頑張ろうという気持ちになれる。

 

最後の展開

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の話に戻りますが、最後のあの展開は見事すぎました。
「庵野監督すごい!!!!!!!すごすぎる!!!!!!!!」驚愕しました。本当に敬服する。

 

人によって色んな解釈、考察の仕方があると思いますし、エヴァはそれを望んだ作り方になっていると思います。
製作者の考える正解に行き着いていなくとも、自分なりの答えを友達と言い合ったり、考察したりするともっと楽しめる作品です。

私は未だに良くわかっていないのですが、エヴァというアニメ自体、TVから新劇まで全てあの謎空間での妄想の出来事で、エヴァを全て捨てたことによりようやく元の現実に戻ってこれたというお話だったのかも知れない。
そんな夢オチ的な解釈が出来てしまうくらいの余白を残してくれていました。

 

ゲンドウとシンジと庵野秀明

この映画を観終わったとき、皆さんはどんな感想を抱きましたか?
泣いたり、拍手したり、納得できず怒ったり、人それぞれだと思いますが、私は、無性に寂しく感じてしまいました。

 

みんなあれはエヴァの卒業式と言っていましたが、本当にその通りだと思います。
旧劇であんなに猿のように暴走していた庵野秀明がいつの間にかシンジからゲンドウに成長していたのです。

シンジくんとゲンドウのやり取りは視聴者が待ち望んだ展開であり、期待を裏切らないものになっていましたよね。
息子に導かれて、ゲンドウはずっと引け目を感じて避けていたシンジくんと和解し、探していたものを見つけました。
他の登場人物達もみんなエヴァから卒業していきます。それは視聴者に向けても製作者側が思っていた願いでもあったのかもしれません。

作中、アスカに『あれじゃ馬鹿じゃなくてガキね。』とずっとガキ扱いされていたシンジくんが、誰よりも成長して大人になってしまう終盤の意外な展開。
大勢の人は涙を流して感激する場面でしょう。でも一部の人間は焦燥感に襲われるのです。

 

 

 

シンジ!!!!!!!行くな!!!!!!!!私を残していくな!!!!!!!!!

 

待ってくれ!!!!!!!頼む!!!!!!!

 

置いていかないでくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

そうです。
大人になりきれない私のような極一部の社会不適合者には、あの皆大人になって卒業していく終盤の展開が刺さるのです。
様々な経験をして、色んな出会いを経て、結婚して、子供を授かって、皆大人になっていきます。

ですが、極一部の人間は社会に馴染めず、壁を作ってひとりでいることを望みます。
何度心の底から人類補完計画を望んだでしょう。何度アクシズの落下を望んだでしょう。考えるのはいつも世界滅亡です。
そんな人間にとってあの卒業式そのものの、シンジくんや仲間たちが成長して現実世界に巣立っていくあの展開は眩しすぎてひたすらに寂しいのです。

分かっています。因果応報、自業自得。

ずっとそばにいてくれると思っていたシンジくんが「胸の大きいイイ女」とよろしくやりながらいち社会人として現実世界に飛び出していく。
これは社会不適合者、いや、私への裏切り行為そのものと言ってもいいでしょう。
許せねぇよなぁ!

 

 

 

本当に見事な作品でした。庵野監督を見くびっていました。
庵野監督、制作陣の皆様、エヴァー完結本当にお疲れ様でした。ただひとこと言いたいです。「おめでとう」

これだけ凄いものを観せられてしまうと、庵野さんの次のアニメ作品も早くみたくなります。
そのうちいつか、シン・ナウシカお願いします!

 

 

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