【P3】ニュクス・アバターのアルカナシフト

© ATLUS © SEGA ALL rights reserved. ペルソナ
スポンサーリンク

※ネタバレ注意

 

 

 

 

 

ペルソナシリーズの3作目に「ニュクス・アバター」というキャラクターがいます。
何を隠そうペルソナ3の(実質)ラスボスです。

P3をプレイされた方にこのラスボス戦が好きな人は多いでしょう。
もちろん私も大好きです。

 

まず戦闘中に流れるBGMが歴代シリーズでお馴染みのベルベットルームのアレンジなのが素晴らしいです。
ベルベットルームとはペルソナシリーズのセーフハウスのようなもので、そこでは仲間となるペルソナの強化等が行なえます。

このベルベットルームで流れるBGMは聞く回数が多いために耳に残るプレイヤーも多いはず。
ラスボス戦はそんなお馴染みの曲を豪快にバトルBGMへアレンジした名曲です。

疾走感のあるイントロからペルソナ3のテーマである死を感じさせる焦燥に駆られる曲調へと変化していきます。
転調も気持ちよくてずっと聞いていたくなる切なくも燃える、ラスボス戦に相応しい曲なのです。

 

ラスボス戦が素晴らしいのはこのアレンジBGM「全ての人の魂の戦い」だけではありません。
彼は前半戦(後半戦はイベント戦闘)で自分の属性を変化させるアルカナシフトという技を計14回に渡り使用してくるのですが、変化するたびにそのアルカナに因んだセリフを呟きます。

このセリフがこれまでにコミュニティを育んできた各アルカナに対応するNPCキャラクターとのやり取りを思い出させるような内容にもなっており、BGMも相まってここまで大勢の他者とのコミュニケーションを頑張ってきたプレイヤーであるほど燃えるものとなっているのです。

 

ペルソナ3の主人公や仲間たちは寮生活を行いながら事件を解決していきます。
ストーリーが進行するたびに真相が明るみになっていき、後半は仲間も寮もどんよりとした空気が漂い絶望感増し増しでプレイしていて辛くなります。
ですが、「主人公なら、主人公ならきっとどうにかしてくれる!」そう思わせてくれて縋ってでも勝ちたくなってくる熱いラスボス戦を見事に表現してくれる名演出です。
油断していると本当に死んでしまうけれど…

今回の記事もそんなニュクス・アバターの名セリフを聞いてもらうためだけにつくりました。
是非ともBGMを聞きながらペルソナ3の思い出に浸りましょう。
未プレイの方はこれを機に今年発売のペルソナ3リロードを買いましょう!

■愚者
知恵の実を食べた人間は、その瞬間より旅人となった…
カードが示す旅路を辿り、未来に淡い希望を託して

■魔術師(友近健二)
そう…、とあるアルカナがこう示した…
強い意志と努力こそが、唯一夢を掴む可能性であると…

■女教皇(山岸風花)
そのアルカナは示した…
心の奥から響く声なき声…それに耳を傾ける意義を…

■女帝(桐条美鶴)
そのアルカナは示した…
生が持つ輝き…その素晴しさと尊さを…

■皇帝(小田桐秀利)
そのアルカナは示した…
あらゆるものに毅然と向き合い、答えを決する、その勇気を…

■法王(古本屋の老夫婦)
そのアルカナは示した…
己を導く存在、それを知る事の大切さを…

■恋愛(岳羽ゆかり)
そのアルカナは示した…
他者と心が通じ合う…その喜びと素晴しさを…

■戦車(宮本一志)
そのアルカナは示した…
目標に向かって跳躍するその力こそ人が命から得た可能性である事を…

■正義(伏見千尋)
そのアルカナは示した…
何もかもが不確か故に、正しき答えを導かねばならぬ事を…

■隠者(Y子)
そのアルカナは示した…
時に己を見つめ、自らの意思で道を決する勇気を…

■運命(平賀慶介)
そのアルカナは示した…
永劫、時と共に回り続ける残酷な運命の存在を…

■剛毅(西脇結子)
そのアルカナは示した…
どんな苦難に苛まれようと、それに耐え忍ぶ力が必要な事を…

■刑死者(舞子)
そのアルカナは示した…
避けようの無い窮状においてこそ、新たな道を探るチャンスがある事を

■死神
知恵の実を食べた人間は、その瞬間より旅人となった…
アルカナの示す旅路を辿り、未来に淡い希望を抱く…

しかし、アルカナは示すんだ…
その旅路の先に待つものが “絶対の終わり” だという事を
いかなる者の行き着く先も…絶対の “死” だという事を!

 

久しぶりに聞いてまたペルソナ3がプレイしたくなりました。
今からリマスターをやる気力はでないけど、今年発売されるP3Rは思い描いていた理想のリメイクそのものです。

アトラス様セガ様本当にありがとうございます。
私はもうすでに予約済みなので発売日が待ちきれません!!!

ペルソナ3 リロード デジタルプレミアムエディションPS4&PS5

 

© ATLUS © SEGA ALL rights reserved.

コメント