※ネタバレ注意
「メタルギアライジング(MGR)」というプラチナゲームズ開発のメタルギアの雷電が主人公の外伝作品があります。
そのラスボスが『スティーヴン(スティーブン)・アームストロング』とかいう上院議員なんですけど、世間一般の議員さんのイメージと違ってとんでもない化物なんですよ。
今日は私の大好きなスティーブンさんの布教記事を綴ります。
声優さんは今は亡き石塚運昇さん。
オーキド博士<ガオガエン<スティーブン・アームストロングの進化順となります。
ライジングはMGS4の後の話であり、スティーブンはこの世界の2020年の次期アメリカ合衆国大統領候補のひとりです。
MGS世界の2005年まではビッグボスの3人目のクローンであるソリダスが大統領だったんですよね。
あの世界のアメリカ大統領は化物ばかりです。
スティーブンは見た目こそ筋肉質ではありますが、スーツに身を包む姿は一見ただの議員さん。完全にモブです。
そんなモブにラスボスが務まるはずもありません。その実態は「あらゆる衝撃に対して一瞬で硬化するナノマシン」というどこかのホムンクルスにいそうな反則的な肉体を持つサイボーグだったのです。
自らをスポーツマンと称しており、最後の闘いでは重火器など一切使わず(但し瓦礫は投げる)己の拳だけで闘うのですが、最新型の強化外骨格に換装した雷電をボッコボコのギッタギタのボロ雑巾にしてぶっ飛ばしたり地面にめり込ませたりやりたい放題。
無駄に格好良い演説をしながら名言を連発し、圧倒的な強さを見せつけるカリスマ性のある脳筋です。
「あんた、ほんとに…政治家かよ…」とは雷電だけでなく全プレイヤーが思った言葉でしょう。
終盤の茶番のようなQTEの殴り合いは、ゴッド・オブ・ウォーのクレイトスさんがゼウスやバルドルをボコボコにしたときのような破茶滅茶感があってかなり笑えます。
あんな風にIQを極限まで減らし、頭空っぽ状態で力任せのくどすぎる程のしつこい殴り合いはなぜ笑いを誘うのだろうか。
このゲームの場合、主に雷電がボコられるわけですが。
最後のアームストロング戦は戦闘も派手で破茶滅茶で笑うところも多いのですが、特に布教したいのが格好良すぎる戦闘曲です。とにかく聞いてください!
ラスボス戦BGM「It has be this way」曲名は覚えられないのでいつも調べてます。
最終決戦に相応しい壮大さと激しさを見事に表現されていて、操作するのがとにかく気持ち良い。
曲単体で見ても素晴らしいのですが、更にこの曲メタルギアソリッド3までのいつもの聞き慣れたメインテーマを随所に盛り込んでいてファンには堪らない名曲に仕上がっているので、まだ聞いたことがないメタルギアファンは是非とも聞いて欲しいです。
ゲーム中では歌入りとインストverが聞けるのですが、どちらも良さがあるので両方聞いて欲しい!
私はイントロが好きすぎて当時何百回もリピートして聞いていました。日本語訳も好評のようです。
このMGSメインテーマアレンジともとれるBGMを作曲した人は天才ですね。
メタルギアソリッドのメインテーマは色々問題があり使用出来なくなってしまったようで、MGS4以降は大きく変更されています。
PSPの傑作アクションゲーム「MPO」でもメインテーマである「Show Time」がこっそり変更されていました。
それに関しては以下の記事も併せて見て頂けると嬉しいです!
話は逸れましたが、そんな問題のメインテーマへのリスペクトを非常に強く感じさせてくれるのがこの曲なのです。
消えてしまったメインテーマを思わせてくれる最高のBGMを背に戦うアームストロング戦は滅茶苦茶昂ります。
はじめは議員が強すぎて死にまくってしまうのですが、それでも続けられたのはこのBGMがあったからこそ。
「雷電へもスネークのミームがしっかり受け継がれている」そんな気分に浸れる文句なしの名曲です。
「上院議員を舐めんじゃねえ!」
「もう戦争なんてどうでもいい!お前を殺すだけだ!」
「気に入らない奴はぶん殴る!それが俺の目指すアメリカだ!」
スティーブンのやってきた所業は擁護のしようがありませんが、彼の発する言葉は力強く自身に溢れていて格好良い。
メタルギアシリーズのこれまでのラスボスと肩を並べるのにふさわしいヴィランでした。
きっと出てくれるであろうMGO4ではユニークキャラクターとして登場して操作できるのを密かに待ちわびています。
セガがベヨネッタとバンキッシュをリマスターで出してくれたのですから、コナミさんもライジングをどうかお願いします。
最高難易度クリアのトロフィーを結局挫折してしまっていたので、その時にはリベンジェンスさせて頂きます!
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