現在絶賛放映中の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が面白すぎてアマプラでのリピートが止まりません。
宇宙世紀物、且つ初代ガンダムのキャラクターも出てくるというガノタにとって爆弾にもなり得る特大サプライズに私はただ感涙しています。

私が初代ガンダムを観たのはだいぶ後で大人になってからでした。
当初からガンダムは好きでしたが、子供の頃はアナザーばかり観ており、初代を完全に舐めていました。初めて觀た時にはその完成度にショックを受けたものです。
戦争の悲惨さを架空のロボットアニメで上手く体現した大人も楽しめる傑作でもあるし、かといって子どもが楽しめるロボットやキャッチーなシンボルとなるキャラクター造形にも抜かりはありません。
この作品だけではないのですが、富野監督特有の独特な台詞回しも非常に耳に残りやすく、今で言うミームのように当時の子どもたちは楽しめたんじゃないかと思います。
ちなみに、私が唯一リアルタイムで観た宇宙世紀物がVガンダムでウッソと同じくリアルキッズとしてカテジナさんに憧れてました。
シュラク隊や母さんの印象が強いですが、あれらを抜きにしても普通に面白いですよね。
そんな傑作初代ガンダムを、パラレルやifのような形で大胆に取り込んだジークアクス。
ある意味禁じ手のような手段を使ったのですから宇宙世紀好きに刺さらないわけがありません。
出来によってはボロカスに叩かれる可能性もあったわけですが、そんな懐古ガノタのプレッシャーに臆する事なく見事に素晴らしいアニメ作品として実現してくれました。
映画の劇場先行版には多くのガンダムファンが何度も足を運んだそうで、私も2回観にいってしまいました。映画館で同じ映画を続けて観るなんて人生で初めてでした。
初代ガンダムを知らない人が楽しめるかは置いておいて…w知っている方は怒涛の情報量に頭がずっと沸騰状態だったのではないでしょうか。
私は前情報何も入れずに行ったので、興奮のあまりテンションが上りすぎて声出てしまいそうになりました。あの高揚感はもう二度と味わえないかもしれない。
劇場版の興奮が収まる事もなく、あれだけ遠いと思っていた地上波の放映日もあっという間に過ぎて気がつけば今週でもう4話。
3話までは劇場版を見た人にとって知ってる光景ばかりだったので、正直退屈でした。
ですが、今週の4話は全然違った。滅茶苦茶面白かった。
初代ガンダムの設定を随所に丁寧に落とし込んで話に絡めながらも、ジークアクスならではの世界観も広がる展開で20分が体感3分で終わります。
新キャラの魔女は設定盛りだくさんで魅力的だった分、最期の展開に私のメンタルは崩壊しました。
冷静になって考えると魔女さんの完全な自業自得なのでしょうがないね。
終盤の展開意外にもマグネットコーティングを施したゲルググの動きが進撃の巨人みたいに機敏で迫力ありましたよね!
シュウジを圧倒する魔女の戦い方がオールドタイプの真骨頂みたいな渋みを感じる熟練パイロットの機動で格好良すぎました。
例えるなら時々アムロなランバラル。魔女自体はMSに乗ると完全に人が変わるようでヤザンみたいでしたけどw
挿入歌もめっちゃ良かった。
あのシーンで流れる「欲しいものすべて」、演出も相まって最高に昂りました。サビの転調が心地良すぎます。
挿入歌はジークアクスの世界観や雰囲気にあっていて全部良い。
「コロニーの彼女」や「ミッドナイト・リフレクション」は初代ガンダムの戦場の匂い漂うむさ苦しい雰囲気から一変する様相を上手く演出していて、一気にマチュ達世代の世界観に引き込んでくれます。
思春期の少女たちの青春、これからの可能性を思わせるような淡くて切ない甘酸っぱさを感じさせてくれる曲調が抜群にマッチしています。
OPもEDも素晴らしいですし、この先の挿入歌にも期待してしまいます。
既にもう次回が待ちきれません。
謎も多いし、スタッフや声優さんの発言も気になる言葉が結構あって、嫌な予感がしながらもこの先の展開が気になって気になって仕方がない。
鶴巻監督の趣向から夢オチ系と予想もされていますが、最悪そのパターンがあるかもしれない事を念頭に置きながらも残り8話楽しませてもらいます!
この展開の速さであれば1クール全12話完結も納得です。
水星の魔女も面白かったし、最近のガンダムは調子がよくて嬉しいですね!
GのレコンギスタはTV版だと面白味がよくわからなかったのですが、あちらも劇場版だと結構面白いので興味ある方は是非劇場版を!
主役機のGセルフは歴代ガンダムシリーズの中でもトップレベルに可愛いですよ。
富野さんにはGレコの失敗にめげずにまた新作作ってほしいですね。宇宙世紀で。
今日はジークアクス面白すぎるという日記でした。
まだまだ序盤なのでこの先どうなるかは分かりませんが、現時点では文句なしに面白いのでまだ見られていない方には是非觀てほしいです。
カラーや制作陣の皆さん、このような傑作を実現してくださりありがとうございます!
プラモも買わせていただきます!!
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