みんなは『魁!!男塾』を知ってる?
ぬいーはアニメしか見たことないけれどとっても面白いの!
見た目は渋そうで咽そうで暑苦しくて古臭くうつるかもしれないから避けてる人もいるかもしれないけれど、ひょうきんで愉快な人が多くて面白いお話ばかりだから一度観ればきっと気にいると思うよ!
男塾とは
「魁!!男塾」はずっと前(1995年~)に「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「宮下あきら」先生の漫画だよ。
舞台は日本の東京都にある架空の私塾「男塾」。全国から不良を集めてるから塾生には北斗の拳のモヒカンおじさんみたいな人たちしかいないの。
男らしさを極めるために超スパルタな教育が行われているんだけど、死人が出てもおかしくないカリキュラムしかないのよ。常軌を逸してるの。
慰霊碑がたくさん出てくるし、普通じゃ考えられないくらいとんでもない内容ばっかりでぬいー笑い転げちゃった。
最高のオープニング
男塾のOPに流れる「一世風靡SEPIA」の『汚れっちまった悲しみに… 』はとにかく名曲だから一度聞いてみてね!
本編のおばか要素を絵で表現しながらも格好良いメロディーに病みつきになるはずだよ。
ぬいーは「欲しいものは 欲しいと云え」のところが好き!
最初に「虎丸」しかいないように見せかけて、変なポーズを取ったら実は後ろにメインキャラクターの3人がいるシュールな光景がツボなの。
それとサビの「汚れっちまった 悲しみに」で塾生たちが踊ってる謎の変な踊りも好き!ンゴちゃんに踊ってほしい!
激濃破天荒なキャラクターたち
男塾の魅力といえば、まずはなんといっても個性的なキャラクターたち。
ぬいーが好きなのは、とっても怖くて卑怯で卑劣で自分勝手で最低下劣な教官の「鬼ヒゲ」おじさん!
最初はそんな感じだったのだけれど、次第に「千葉繁」さんの声にぴったりのコミカルでおっちょこちょいのおバカな側面が強くなっちゃうんだ。でもそれがいいの。
プリズンブレイクのベリックおじさんみたいに、最初は嫌な感じでも、どこか憎めなくて、最終的にはすっかり主人公に懐柔されて丸くなる、本当は優しいおじさんなんだよね。
まだまだいるのよ。
次は主人公の「剣桃太郎」(つるぎももたろう)とっても強くて聡明で情に熱い男塾一号生筆頭にふさわしい好青年なの!
常に刀を帯刀している銃刀法違反筆頭でもあるけれど、殺人が当たり前のように行われる男塾では誰もツッコまないから問題ないの。
頭のハチマキをとったらどう見てもケンシロウおじさんにしか見えないのもポイントだよ。
それと、大威震八連制覇編から登場する「王大人」(ワンターレン)おじさんも大好き!
作中屈指の名台詞「死亡確認」はこのおじさんのセリフなんだよ。死闘の果てに敗れた塾生たちの生死を確認するのも役目だったんだ。
でも大丈夫。
このアニメは死んじゃったはずのおじさんたちが、次の回には普通に何事もなく生きて登場するから安心してね!細かいことは気にしちゃダメなの!
最後に、塾長の「江田島平八」(えだじまへいはち)おじさん。
このおじさんは口を開けば「私が男塾塾長、江田島平八である!」しか言わない壊れたbotなの。
(ぬいーも大好きな「ミスターサタン」の声優さん「郷里大輔」さんの大迫力の声が完璧にマッチしてるのよ)
本当は普通にお話できて塾生たちの事を誰よりも大切に思っているのだけれど、頭のおかしい男塾名物で当然のように塾生たちを死地に追いやろうとする2面性を持ってる狂人なんだ。
愛のムチってこういう事だってぬいー学んだのよ。
ぶっとんだシュールギャグとガバガバ設定
「男塾」の魅力はキャラクターだけじゃないの。
シリアスなシーンかと思えば唐突にぶっとんだギャグを投入してきたり、ガバガバのおバカな設定で困惑させて視聴者をずっと笑顔にしてくれるの!
事あるごとにそれっぽい説明をしてくれる「民明書房」の書物ソースの説明は全部大嘘なんだけど、絶妙にそれっぽくて信じちゃう人もいたんじゃないかな?
でも、ただのおふざけ漫画じゃないのが「男塾」の良いところなの。
仲間を想う気持ちや、命を懸けた戦いの中で生まれる感動的な友情シーンもたくさんあるんだよ。
様々な死闘も後からよくよく考えるとだいたい男塾が悪いのも面白いの。
男塾名物
男塾には数々の恐ろしい「男塾名物」なんて言われてる特別授業があるのだけれど、どれもが簡単に命を落としかねない気の狂った授業ばかりなの。
今回はその中でもぬいーの好きな男塾名物を紹介しちゃうね。
・直進行軍
棒を倒して、倒れた方角に旗をもってひたすら全員並んで直進行進する、どうかしてるとしか思えない奇行を強いられる授業なの。
すぐ壁に当たっちゃう?この行軍では迂回は許されないの!邪魔する障害物は全部何もかも巨大ハンマーで破壊しながら、教官が満足するまでず~っと直進するの!
・油風呂
油で満たした桶を火で炙りながらその中に入り、油に浮かせた笹舟上の蝋燭が熱さで溶けてなくなるまで浸かるというただの拷問。
どんどん温度が上がっていくのだけれど、少しでも動くと笹舟が倒れて、その上の蝋燭が油に引火して大惨事は免れないエグすぎる仕掛けなのよ。これを考えた人はきっと悪魔なの。
・義呂珍
断頭台に頭をおいてお口に縄を咥えてひたすら耐えさせる罰則なのだけれど、見た目も仕掛けもただのギロチンなのよ。
アニメ版では刃が岩に変更されていたけれど、そういう問題じゃないと思うの。
・撲針愚
棘付きの鉄球グローブをつけて殴り合うボクシング。
カービィやロックマンも死んじゃうような棘に人間が耐えられるなんて聞いたことないの。
・羅惧美偉
両チームとも死に至る毒薬を飲んでスタートする頭のおかしいラグビーよ。
先にトライしたチームしか解毒剤が貰えないから負けたチームはもれなく全員死んじゃうの。
・驚邏大四凶殺
四人一組で二チームが争う闘技大会。1vs1を4回やって最後に生き残っていたチームが勝利、負けは死を意味するの。
桃達一号生と関東豪学連(かんとうごうがくれん)なんて呼ばれてる不良グループが戦って桃たちが勝つのだけれど、休む暇もなく次の名物に続投されちゃうのよ。
ちなみに、アニメ版ではタイトルで誰が死んじゃうか毎回ネタバレして教えてくれる親切設計なの。
もちろん死んじゃっても死んでないから安心して見てね。
・大威八連制覇
三年に一度開催される武術大会で、桃たち一号生と三号生のバケモノが戦ったのよ。
8人ずつ選出して、2vs2のタッグマッチを4回やって勝敗を決めるのだけれど、これでもやっぱり負ける時は死んじゃうの。
作中誰もツッコまないからぬいーが言っちゃうけれど、三号生筆頭の「大豪院邪鬼」(だいごういんじゃき)は誰がどう見ても人間じゃないの。
ちなみにアニメ版では後期する理由で後半はダイジェストになっちゃった。
アニメ版の悲しい歴史
実は、「男塾」のアニメ版にはちょっとした悲しい歴史があるの。
放送当時、一部の人たちやPTAからクレームがきたらしくて、その影響でアニメが打ち切りになっちゃったんだ。
確かに、男塾の一部シーンは過激で強烈だし、暴力的だし、軍団主義を助長すると感じる人もいたかもしれないけれど、それも「男塾」の魅力のひとつだから難しいところ。
アニメ版は原作の漫画版に比べるとだいぶ表現がマイルドになっているみたいだからスタッフさんたちも頑張っていたんだね。
結局アニメ終盤はダイジェストと総集編になって尻すぼみに終わっちゃうの。
それでも、今でも根強いファンがたくさんいる名作に変わりはないし、あの独特な作画やギャグ、迫力満点のバトルシーンは今見ても全然色あせないのよ!
さいごに
「男塾」は一見硬派で男臭い作品に見えるかもしれないけど、実際はとっても取っつきやすいギャグアニメなの!個性豊かなキャラクターたちのおかげで見ているだけですごく元気になれる作品なのよ。
まだ見たことない人はぜひ見てほしいな、きっと笑顔になれるはずだから!
YouTubeにアニメ版の第一話が公式で無料公開されているから、これを機に是非観てみてね!
実は少し前から東映さんのチャンネルで毎週月曜日に1話ずつYouTubeで公開されていて、最新話は一話と同じで無料で見られるんだよ。
今(2024/08/20)は昨日公開された33話が無料公開されているのだけれど、アニメ版は34話で終わりだから、来週は最終回が無料公開されるの!
感動の最終回はダイジェストと総集編だけれど新規カットもあるから見る価値はあるのよ!
© 宮下あきら/集英社・東映アニメーション
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