ジョジョ第5部の登場人物に「グイード・ミスタ」というワキガのヒットマンがいます。
彼は『4』という数字を不吉な縁起のない数字として非常に忌み嫌っており、意識して避けるようにしているという変わった個性をもったキャラクターです。
私はそれまであまり意識していなかったのだけど、このミスタの話を読んでから呪いのように意識するようになってしまいました。
彼は日本人ではありませんが、日本人であれば『4(し)』は『死(し)』を連想する縁起の悪い数字だとすぐ分かります。
実際ミスタは「このオレに死ね!っつーのかッ!」と言っており、避けている理由は大体日本人が連想する通りだと思います。
「「4つ」のものから選ぶと良くない事が起こるんだ」ということで、正確には『4』という数字そのものより「4」から選ぶ状況を避けているようですけどね。
冒頭でも言いましたが、こんなミスタの言動を聞いてから『4』という数字を意識するようになってしまいました。
時計、駅の電光掲示板、買い物をした時の合計金額やお釣り、車のナンバープレート等など、ふとした瞬間、数字を意識した瞬間に「4」という数字が結構目につくんですよ!
特に時計!普通の置き時計や掛け時計の他にPCやスマホやテレビ、至るところにあるためか頻繁に「4」が飛び込んできます。
「お前それ病気だよ」そう思うかもしれません!!!でも「4」という数字がしつこく私に主張してくるんですよ!!!意識した瞬間「4」という数字が飛び込んでくるんです。これはもう偶然ではなく必然に近いかもしれません。
学生の頃から「4」を見るたびに「君、もうすぐ死んじゃうよ?」とか言われているようで嫌な気分になるわけです。
さっきもお釣りで「44円」だったんですよッッッ!!!!!!ありえますかこんな偶然!?ありえませんよね。
皆さんもミスタとかいう指に毛の生えたワキガの言うことは真に受けないでください。
私のように何の変哲もないただの数字や偶然にいちいち感情を揺さぶられてしまう精神異常者になってしまう恐れがあります。
こうなってしまうとなにかに付けて、逆に意識した数字に寄せて、こじつけで考えるようになって疲れてしまいますからね。
でも腹立たしい事に5部で個人的に一番好きなのはミスタなんですよ。
ミスタあんなに頼りなさそうなのに、いざという時には一番頼りになる。プロシュートとの戦いでは惚れました。
スタンド能力が他に比べてシンプル過ぎてだいぶ格下感ありますが、そんなハンデを驚異的なタフさと射撃能力で勝ちにもっていけるのは格好良い。アニメでは射撃シーンがより格好良くなっていて素晴らしかった。
忌み嫌っていた「4」という数字にも作中付きまとわれていたミスタでしたが、何度も死の淵を彷徨う死闘の果にジョルノ、トリッシュと共に最後まで生き残ります。
ありがとう荒木先生。
因果関係がどうとか縁起がどうとか言ってましたが、結局ミスタのあれはただの思い込みだったわけです。
きっと私のもそうです。絶対そう。
© 荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS / 集英社
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