名作映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』から学んだこと

© 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved. ぬいーのおすすめ
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ぬいー
ぬいー

今日はおじさんがいないから、変わりにぬいーイチオシの映画を紹介するね
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』っていうの!
おかしな大人が沢山でるから見ていてとっても楽しい映画なんだよ!

 

”ストラットン・オークモント――安心、信頼、王者の誇り”
老舗感の漂うCMの直後、場面はストラットン・オークモント社内。

社員でごった返すオフィスでは、業務そっちのけで人間ダーツを絶賛開催中だ。
「2万5千ドル!最初に真ん中に当てた奴にこれをやる!」
そう声を荒げ大量のドル札をフロアにぶちまけるのはストラットン・オークモントCEOの『ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)』だ。

 

カンの良い視聴者ならこの時点で、「あ、これはクソみたいな映画だ」と気付くことができるだろう。
だが今しばらく辛抱して欲しい。
確かにクソみたいな開幕だが、この映画にはいくつもの「成功のためのエッセンス」が含まれている。

「成金野郎の波乱万丈人生録」
決してそのような、ありふれた先入観でこの映画を観て欲しくない。

 

この映画を自分自身の成功へ役立てるために、ある視点を持って臨んで欲しい。
その視点があるかないかで、これからの3時間が黄金に輝くか否かが決まるだろう。

 

その視点とは。
登場人物の一人ひとりから「良いところ」を吸収すること。
主要な登場人物たちは皆ひと癖もふた癖もある人間ばかりだが、きっと一つくらいはいいところがあるはずだ。

 

全員からひとつずつ何かを吸収出来れば、あなたもウォール街で大成功を収めること間違いなしと言えるだろう。
では早速、一人目いってみよう。

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『マーク・ハンナ(マシュー・マコノヒー)』は投資銀行LFロスチャイルド社におけるジョーダンの上司。
登場するや否や気さくにジョーダンに話しかけ、人当たりの良さそうな雰囲気を醸す。
と同時にフロアに檄を飛ばし、仕事のデキる男っぷりのアピールも抜かりはない。

 

ジョーダンの緊張も、彼の一言でずいぶん軽減されたことだろう。
面倒見の良さそうな上司だ。
こんな上司からランチに誘われたら、断る理由はひとつもない。

 

ウォール街でまともでいるために必要な行いとして「日に2度のオ◯ニー」を説く。
「慣れてくるとシコりながら金の事を考えられるようになる」という名言を放ったシーンの約3分後、株価が暴落。彼は職を失うこととなる。

 

「株なんてバッタもん、”妖精の粉”みたいに存在しないしどこにも着地しない」

「客のポケットにある金を自分のポケットにいれるゲーム」

 

品の良さげなレストランで堂々とドラッグをキメながら名台詞を連発。
この映画において彼の役割は「株で儲けてるやつは総じてこいつのようなクソ野郎」というラベルをベッタベタに貼り付けることだ。
そしてあっけない退場。「株に手を出すとこうなる、こうなるんだ」という印象を、極めて効果的に視聴者に植え付けた成功例であろう。

 

僕らは彼から大切なことを学んだ。それは、

「ウォール街でまともで居続けるには、1日2回のオ◯ニーが必要」ということだ。

ウォール街で株屋をやることになったら、意識してみるといいだろう。

 

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2人目 『ドニー・アゾフ(ジョナ・ヒル)』
ジョーダンと同じビルの住人。2人の子供とブスな嫁がいる。

 

ロスチャイルド失職後、ロングアイランドの小さな投資センターでクズ株のブローカー職にありついたジョーダンにすり寄ってくる。
高級車に乗るジョーダンに金の匂いを嗅ぎつけたのだろう。

 

この時既に身なりが胡散臭い。
出っ歯気味のやけに白い歯をぎらつかせ、ランチ中のジョーダンに「部下にしてくれ」とせがむ。
ジョーダンの報酬明細を見た彼は、勤め先を即刻退職してしまうのだった。しかも電話で。

 

後に彼はジョーダンの右腕として、数々のカスな行いを見せてくれる。
そのカスな行いの最初のひとつが、ジョーダンにヤクを教えたことだ。
ジョーダンのビジネスパートナーとしてリッチになったドニーは、彼へのプレゼントとしてクラックを勧める。

 

こいつがいなければジョーダンもまだ多少はマトモだったかも知れない。
ただ、映画で描かれているドニーは「複数の人物像を重ねている」そうだ。
だがまあどのみちカスには変わりない。

 

彼から学べることはなんだろう。恐らくは、

「ヤクをやる奴はやはりカス」

ということではないだろうか。

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3人目『ナオミ・ベルフォート(マーゴット・ロビー)』
ジョーダンの二番目の妻。

 

ジョーダン主催のパーティで知り合い、後に彼と食事を共にする。
ジョーダンに妻がいると知りながら裸体を見せつけ、彼の理性を崩壊させてしまう。
後にジョーダンと結婚。当初こそ甘い時間を過ごすものの、次第にジョーダンとの衝突が増えていく。

 

ジョーダンの素行に問題ありなので無理はないが。
ナオミから学べることは、

「素っ裸の良い女を前にして理性を保てる男はきわめて少ない」

ということに尽きると思う。
他にいろいろと言いたいこともあるが、規制を掻い潜るためにこれくらいにしておこう。

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4人目 『テレサ・ペトリロ(クリスティン・ミリオティ)』
ジョーダンの一人目の妻。

 

恐らくこの映画で唯一マトモな登場人物。
ジョーダンが成りあがる以前から生活を共にし、献身的に支えてきた。
リムジンの車内でヤクにまみれ絡み合うジョーダンとナオミの姿に激高し離婚を決意。

 

彼女の悲惨な姿から学べることはきっと、

「ヤク好きの浮気性男とは関係を経つべき」

ということだろう。
たとえどれだけカネを持っていたとしても、ヤク好きの浮気男とは早急に関係を解消するのが望ましい。

 

ベストな選択は、そもそも関わりを持たないことだ。
テレサのモデルとなった実際の人物、デニス・ロンバルドのその後が幸せであったことを願うばかりだ。

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5人目 『ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)』
最後はやはりこの人物、主役のジョーダン・ベルフォートだ。

 

巧みな話術を武器に株を売りまくり、20代でのし上がることに成功したジョーダン。
劇中描かれている彼の姿は(脚色もあろうが)ドラッグまみれ、肉欲まみれ。

 

ビジネスでもプライベートでも毎日のように乱痴気騒ぎ。
カネを稼ぐためなら法的にアウトな手段をとることも辞さない。
決して肯定される行いばかりではない。

 

しかしどこか憎めないのは、ジョーダンに人間的な魅力を感じてしまうからではないだろうか。
欲望全開で、迷いがない。やりたいことをやりたいようにやるシンプルな行動原理。

 

そしてジョーダンは自らの能力を駆使して成りあがった。それも、ウォール街という厳しい場所で。
最終的に彼は証券詐欺の容疑で逮捕されてしまうわけだが、その経験すらも彼の魅力のひとつと言える。
振れ幅の大きな人生を歩むこと、その為に必要なことは実は多くないのかも知れない。

 

シンプルに自らの欲求に従うこと、そして理性を外してみること。
もちろん常に理性を取っ払って生活していてはダメだ。

 

平和だがなかなかに生きにくい日本の社会、ルールや規範からの逸脱行為は即、やり玉だ。
そんな社会に生きているからこそ、ジョーダンの非日常な生きざまに憧れを抱いてしまうのだろう。
ジョーダン・ベルフォートから学んだこと、それは…

 

「やりたいようにやれ」

これだ。

 

思っているほど人生は長くない。
今日を楽しまないで、いつ楽しむというのだ。

 

我慢なんか必要ない。
厄介なしがらみはさっさとぶっちぎって、君のやりたいことに時間を割くべきだ。
朝目が覚めた後に大きなため息をつく日々が続いているのなら、君のやっていることは間違っている。

 

さあ、今こそ飛び出そう。

君は自由だ。

 

 

 

(獄中より)

 

 

 

ぬいー
ぬいー

おじさんいないと思ったら捕まっちゃってたみたい
この映画からはいくつかの学びがあるけれど、犯罪は絶対にダメだし、皆はおじさんやジョーダンのように自分のやりたい事だけをやって大勢の人たちに迷惑かけないようにね!

 

 

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