アマゾンでついに配信開始されたドラマ『Fallout』
皆さんはもう見ましたか?私も配信当日に一気見したのですが、本当に素晴らしいドラマでした!!
ゲームが好きでまだ見られていない方は是非ともプライムに加入して見るべきです!
私は知っていたから実際のところわからないのですが、原作を知らずとも”きっと”楽しめる!
むしろゲームの方も興味を持ってしまう方も多いのではないでしょうか。それくらいFalloutの魅力がぎゅうぎゅうに詰まっている作品でした。
前情報を一切入れずに挑むくらい期待していました。
上がるだけ上がっていたハードルに少し不安もあったのですが、そんなものは杞憂でしたね。
冒頭からもう一気に引き込まれてしまいました!
そのなかでも特に1話が最高です。
全8話どれも傑作だったのですが、私がドラマ全編を通しても最も興奮したのは1話冒頭の7分間。
突然ですが、興奮が収まらないのでその冒頭の流れを簡単に要約して勝手にご紹介させて頂きます。
冒頭のネタバレを含むので見たくない方は閉じてください。
ドラマはとある富裕層の和やかな誕生日ホームパーティからはじまります。
何やら不穏なニュースが流れる中、大人たちは現実逃避するようにニュースを遮り話題を変えています。
パーティにゲストとして呼ばれたのは、かつて活躍した元映画スター「クーパー・ハワード」と娘の「ジェイニー」でした。
記念撮影の場でクーパーは客に囃される現役時代の人気ポーズ「親指を立てるグーサイン」を拒否します。
ジェイニーに何故やらなくなったのか聞かれた彼は大人の事情でやらなくなったと濁すばかり。
代わりに、海兵隊にいたときに教わった言葉を伝えるのでした。「大きな爆弾が落とされたら親指を立てて見ろ」
「そのとき立ち上がる雲が親指より小さければ急いで逃げるんだ」
「じゃあ、親指より大きかったら?」
「逃げても無駄だ」そんな話を聞かされて恐がる娘にクーパーは優しく「来る者拒まずだ」と諭すのでした。
ジェイニーはその言葉ですぐに笑顔になりケーキを貰ってきてと頼みます。
ケーキを貰いに行くクーパー、外で一人になるジェイニー、この時眩い光と共に、遠くに大きな雲が立ち上がります。ただ一人その光景に気付いたジェイニーは、ゆっくり親指をたてて雲を見あげました。
「パパの親指? それとも私の?」震える娘の声で振り向いたクーパーは言葉を失い、一瞬の間の後「あれは煙だ、ただの火事さ」咄嗟にそう呟きます。
ですがその言葉とは裏腹に煙は更に大きくなっていき、みるみるうちに親指よりも遥かに大きなきのこ雲へと変貌していくのでした。
遠くの建物が爆風で一瞬にして瓦礫の山になっていくのが見えます。
クーパーは全てを察しました。2発、3発、数え切れない程の核爆弾が投下され巨大な爆発が立て続けにおこる中、娘を抱えて馬で必死に逃げ出します。
泣き叫び逃げ惑う住人たち。シェルターで殴り合う家族。和やかなホームパーティは瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図となるのでした。
これくらいだったら許されるはず!お許しくださいアマゾン様ベセスダ様ゲイツ様!
ここまで7分、私の(きっと他の人も)大好きなシーンです。
制作陣の本気の想いが伝わってくる素晴らしいシーンなので是非映像でみてほしい。
大迫力の核爆発を伴うこれらのシーンは、思い描いていたフォールアウト映像化のイメージぴったりであまりにも恐ろしく、美しく、感動します。
彼らがどうなったのか、行く末が気になる方はドラマで確認してみてくださいね。
作中で言及される親指を立てるサインはシリーズファンにはお馴染み「ボルトボーイ」のサインとして有名です。
実際ドラマにもボルトボーイは登場しており、親の顔よりも見たこのポーズで我々視聴者を笑顔にしてくれました。
彼の有名なイラストの一枚では、よく見ると片目を閉じており、光源に前方から当たっているようにもとれるため、クーパーの言葉を再現しているようにも見えます。
(ゲーム中、ゲーム外問わずボルトボーイには多数のイラストやフィギュアがあり、この片目閉じ親指グッはそのなかの一枚です。)
この真偽不明なたちの悪いブラックジョークはドラマが配信されるよりもずっと前にいつの間にか浸透していたらしく、一時期ボルトボーイのポーズにはそんな意味があるのだと話題になっていました。
これに対して一部開発関係者はデタラメでありデマである事を公表していますが、もうそんな風にしか見れなくなりましたw
ブラックジョークの塊のような作品のフォールアウトですが、さすがに現実ではラインを超えられなかったようです。その代わりドラマでやってのけました。
ストーリーに関してはこれ以上ネタバレしたくないのでここまでにします。
ですがもう少しだけ!クーパーと同じくらい素晴らしい主人公「ルーシー・マクレーン」に関しても語っておきたい!
どんな逆境でも挫けずグズらず、覚悟を決めて正面から立ち向かっていく姿に勇気をもらえた人は多いはず。
ルーシーには海外ドラマや日本の作品でもよくある、脅威に対面した際に、挫折したりネガティブになりうじうじしてしまうようなシーンがありません。
それらは実際にはあるかもしれませんが、ドラマ内で描写されません。
いくら絶望的であったり逃げ出したくなる最悪な場面でも『Okey Dokey』(「よしやるか!」「受けて立つわ!」)と最終的にはあらゆる困難に対してポジティブに立ち向かいます。
この気持ちいいほどに真っ直ぐな思い切りのよい性格がこのドラマをより一層魅力的にしていました。
シーズン1では一通りの区切りを迎えましたが、まだまだ物語としては序盤感が否めません。
シーズン2の制作も決まっているみたいなのでもう今からルーシーの活躍や物語の今後の展開が楽しみで仕方ないです!
Wouldn’t want to keep you on the edge of your seat, now, would we?
See you back in the Wasteland for SEASON 2. pic.twitter.com/ULs6DEPHDW
— FALLOUT⚡️ (@falloutonprime) April 18, 2024
現在ドラマの影響でフォールアウトの過去作が軒並み賑わっているようですが、私もまんまとフォールアウト4と76、そしてシェルターまでを起動してしまいましたよ。
結果、4はヌカワールドの途中で止まっていて、76は復帰後の変異の管理が面倒で辞めていて、シェルターは住人30人くらいでゴキブリとモグラが強すぎて諦めていたことを思い出しました。
シェルターオンラインはドゥームスレイヤーがロールバックで無かったことにされたあの事件で全てがどうでもよくなってやめました…w
どれも中途半端に止まっていたのが気になって今は4のヌカワールドから普通に攻略しています。やっぱりこのゲーム面白い。
話は逸れましたが、それくらい未だに熱が収まらない、何度も見れてしまう熱い原作愛を感じるドラマでした。
みなさんもドラマ『Fallout』是非、是非観てください。
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